創業3期目を迎えて

   

会社を設立して3期目を迎えました。
最初は、「障がい者にやさしい街づくり」というキーワードを想いに始めた会社ですが蓋を開けてみればHP制作とWeb顧問サービスに追われ、障がい者支援に関することは直接現場に入り一部の人にしかアプローチできていない状態でした。
もちろん、当初の計画では【Webで稼いだお金→福祉で使う。】というものでしたが生活費くらいしか稼げずに実現しませんでした。
なので2期目の最初にアメリカへ1ヶ月渡米して進んでいる障がい者支援を学びに行きました。
そして2期目の年度末に融資を受けて、前倒しで障がい者支援に関わる事業を開始することを決めました。
自分の中で、障がい者への理解が不足している社会問題について障がい者支援者が障がいへの知識を蓄え、自信をもって障がい者支援の仕事をしていると言える世の中になれば自ずと世の中の障がいについての知識が広がり、接点も増え障がいのある方が生きやすい社会ができるのではないかと仮定しました。
そこで会社を設立して3期目にあたる今年度から、障がい者支援者教育に関わる事業を開始します。

今日、たまたま知り合いが今月から特別支援学校に働き始めることになったそうで話を聴いていたのですが、一度も障がいに関する研修を受けていない状態で勤務が始まったそうです。
それを聞いていたアメリカ人の友達が、
「そんなことあり得るの?」と驚いていました。
今の日本ではあり得ています。
障がいに関する知識も何もない状態でいきなり関わると、間違った支援や虐待が起きても不思議ではありません。

もちろん今までたくさんの人たちのおかげで障がいのある方が生きやすい世の中には変わりつつあります。
しかし、自分たちの時代からはそのベースをもっと高い水準で保ちたいと思います。

障がい者支援者の継続的研修。
リスクを負ってでもやりたい自分の使命だと思っています。


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