死ぬ時の感覚

      2019/01/14

今日、私はとても心が打たれました。

それは、一つのメッセージをみたからです。

 

ベン・ブリードラブ。

彼は死ぬ直前にメッセージを残しました。

 

それは、

死ぬ時の感覚と神様を信じるかというものです。

 

彼は生まれつき、肥大型心筋症という難病をかかえていました。

それは、心肥大を起こす原因がないにも関わらず、突如、不整脈から心肥大を起こしてしまう恐ろしい病気です。

 

彼にはこの病気がいることで、

・過激な運動

・いつ起こるかわからない発作

・ペースメーカーをつけての生活

など数多くの困難を強いられることになりました。

 

そんな彼がYouTubeを使い、

世界中の方々に肥大型心筋症という病気の認知を訴え、

同じ困難を抱える人々に対して「どう生きていくか」のアイデアを伝えて行きました。

 

彼のYouTubeチャンネル登録者は17000人以上いました。

 

そんな彼のメッセージとは、

「 (上略)

「死」ってやつを最初に騙してやったのは4歳の時です。

いつ起こるかもわからない発作との人生はゾッとする?
僕の血糖値は14まで下がりました
あの日のことはあまり覚えてないです。
絶対に忘れられないあのことをのぞけば。

僕は二人の看護師に担架に載せられ
かあさんに寄り添われながら廊下を進んでいました
その時、大きな光が僕の上で光り輝いていたんです・・・
あまりのきらめきに、何が起こってるんだか分からなくて
「あのひかりをみて!」と指をさしてかあさんに言ったんだけど
何も見えないって言ってたな。
廊下の天井にライトは全然ついてなかった
僕は目を奪われ、あふれる微笑みを止められず
心配事なんて何一つ無い、世界を曇らせることなんかないって
そして、ずっと微笑んだまま・・・
あの幸せがどれだけ満たされた気持ちだったかなんて表現できないよ
僕はあの日、あの時に感じたことを"絶対に"忘れることなんてできない。
そのあと数年かは良い日々だったたな・・・ ^^

(中略)

「死」ってやつを2回目に騙してやったのは2011年の夏。
扁桃腺の手術に入った。
医師たちにとってはごく日常の手術
かあさんと(姉 or 妹)は待合室で待っていて
そこに牧師が入ってきて言った (アメリカでは家族の心をケアする専門家が行います)
「祈りを捧げるときが来ました」
「息子さんは心停止状態になり、これから心臓の電気ショックを行います。」

奇跡的に、彼らは僕をここに連れて帰ってくれました。
死ぬことは怖かったけど、死ななくて "凄く" 嬉しかった
あの後、僕は心が暗くならないように忘れようと必死だった。

2週間前の2011年12月6日
また騙してやった。3回目だ。
僕は学校の廊下にいて
「死」にフェイントをかけてやろうとベンチに座ってたんだ

そして意識を失った

次に僕が覚えているのは、EMS(救急医療サービス)のスタッフに囲まれながら目覚めた時のこと。
喋ることも動くこともできずに、ただ彼らがすることを見ていることしかできなかった。
彼らは電気ショックのパッドを僕の胸に当てて
誰かが「準備できた」と言ったのを聞き
他の誰かが「行け!」と言ったのを聞いてまた意識を失った・・・
僕の心臓は停止し、呼吸をしないまま3分間が過ぎていた。
人間の体が "死ぬ" 時、脳はまだ短い間機能してる。
「息をしていない。心停止し、脈拍も止まっている」彼らが言ったのを聞いたんだ。
僕は自分に起こっている「これが死だ」と思った。

次のことは夢なのかヴィジョンなのか僕にもよく分からない。
意識不明の僕は白い部屋にいた。
壁はなく、ずーっと広がっている部屋だ。
全然音がしない。ただ、4歳の時に感じた幸せな感じがそこにはあった。
僕はすごいカッコイイスーツを着ていて、そこに僕の好きなラッパー・Kid Cudi がいた。
なんで一緒にいるただ一人の人間が彼なのか・・・って考えながら
目の前の鏡に映る自分の姿を見ていた。
僕が最初に思ったことは「マジかよ?!俺ら超カッコイイじゃん」。
そして「あの感じ」を感じながら、微笑みはあふれ続けた。
"自分自身" を誇りに思った。鏡に映る自分を見ながら、
これまでの人生を、僕がしてきたこと全てに。

あれは "最高の" 気分だった

Kid Cudi はガラスの机を持ってきて僕の肩に手をのせた。
そのとき彼の曲で僕が好きな歌『Mr. Rager』が流れてきたんだ。

『ファンタジーが死ぬとき...楽園が "はじまる?"』
彼は言った「"行け" いまだ」

そして僕は目覚め、EMSのスタッフたちは心肺蘇生法を行っていた。
僕はホントにあの場所から離れたくなかった、
絶対に目覚めたくなかった

君は神様や天使を信じる?
僕は信じるよ。」

参照元(DDN JAPAN)

 

彼の悲報を聞いて60000人ものファンがこのメッセージを取り上げるように、テレビ局に問い合わせたそうです。

 

彼は本当に愛されてるというのがわかります。

 

私はこのような出来事があったことに衝撃を受け、

伝えることの大切さや理解を求める本当の意味に気づきました。

 

自分の情報発信も少し考えて行かないといけないとも思いました。

 

ただの日常や気づきも、もちろんダメではないと思いますが、

自分が生まれてきた環境、

ダウン症の弟の存在や認知症の祖父がいることを考えると、

ここで悩みをもつ人々に対して元気の出るような情報発信をするべきなのではないかとも思います。

 

実は昨日、本屋さんにいって探していたのは、

”ダウン症の本”でした。

 

もっと弟の抱える問題について向き合いたかったのです。

そしてそこからなにかできることはないかを考えたかったのです。

 

でも本屋さんにダウン症の本がなかった。

 

わりと大きな本屋さんに行ったつもりです。

自閉症の本はたくさんありました。

 

理解を求める人が少ないのか、理由はわかりません。

 

でも自分には発信する権利があると思っています。

 

昨日に引き続き、もう少し悩んでみようと思います。

 

P,S 今年の運勢は母も弟も私もみんな大吉。きっとうまくいくはず。

2014-01-01-16.20.42

 


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