命預かる仕事
2015/02/18
http://youtu.be/tS10aPOCm-M
今日は自閉症の彼と映画を観てから、
夕食を食べにでかけてきました。
いつもはほんとに飛び跳ねたり、急に走り出したりで有名な彼でしたが、
映画館ではびっくりするほど静かで、
走ったり飛び跳ねたり一切しませんでした。
本当に賢かったと思います。
なんでも家族以外で出かけたことがほとんどないらしく、
お母様も大変心配されていたので喜んでいただけました。
こういうところに本当の感謝であったり、
やりがいであったりというのが存在するのかなと思います。
飲食店で働いていたころは疑問でした。
「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!またお願いします!」
誰に対しても同じことを何度も何度も繰り返し、
こんなの他にできる人いるやろ。とか思いながら過ごしていました。
けれど今日のような、
「ありがとうございました!」は本物だし、
彼の「楽しかった!」という言葉も本物だと思います。
ここで初めて信頼関係がないとできない仕事が生まれるのかなと思いました。
変な話、お医者さんが命を預かる仕事であれば、
福祉はもっと命を預かる仕事です。
人様の命を預かる以上、
その責任感であったり必要性であったりはお医者さんと変わりありません。
私は世間体とかお金とか気にしないので良いのですが、
福祉に携わる人の中からもっと、
「なぜ医者より給料が少ないんや!」とか「なぜ医者より社会的地位が低いんや!」
って言う人がたくさん出てもおかしくないと思います。
逆にそれぐらいの責任感を持って福祉で働く人が増えるべきだとも思います。