オレゴンの障がい者支援者教育について

   

地元

今日地元のとある障がい者支援施設にお邪魔させて頂き、障がい者支援についてお話しさせて頂きました。そこで障がいへの理解者を増やすことが今後の世の中において重要だという話をさせて頂き、僕の仮説でもある、「障がい者支援者が障がいについてきちんと理解をすることが世の障がいへの理解につながるのではないか」という話をさせて頂きました。要は、障がい者支援者の教育が大事という話です。

 

教育

そもそも論で言うと障がい者支援の仕事はとても特殊で、支援スキル的なところも大事ですし、コミュニケーション能力や状況判断能力、周りとの協調性など「人」としての力がとても重要になります。現状、この能力が元から備わっている人や優れている人がいち早く「気づく」ことができ、成長し、必要とされる人材になっていく流れです。ここで問題なのが、“能力のバラつき”です。これがあることで、安定した支援を継続することは困難ですし、できる人にばかり負担がかかってしまいます。その点、オレゴンの障がい者支援者教育はすごいと改めて感じました。

 

オレゴンの教育

オレゴンの障がい者支援者教育は、「働く前に受けるプログラム」、「働いて30日後に受けるプログラム」、「働いて3ヵ月後に受けるプログラム」と行政からこれを受けなければ働くことができないというルールが決められています。その徹底が、支援者のベースの底上げにつながり、良い人材はさらに良く、皆が誇りを持って「障がい者支援をしている!」と言うことができるのだと思います。オレゴンも実は、1950年代までは、障がいのある方が生まれたら皆病院へ入所させられ、目をふさぎたくなるようなことをさせられていました。しかし、教育プログラムが導入された頃には皆が同じ意識をもって働いているので、自分もここで働きたいと思える雰囲気に変わっていました。実際、教育プログラムで決められたルールに加え、各事業所や施設が独自にハウスルールを作り、質の高い支援を提供しているのはとても感動しました。

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