障がい児のいる親御さんへ

   

弟が障がい者であったことは全て自分にとってプラスのこと。

母が語ってくれました。

小学生の頃、自分にも「なんで(障がいのある)弟と一緒に学校に行かないといけないの?」と言ったことがあったそうです。

普通の親なら、「そうやな、ごめんなぁ」で終わっていたかもしれません。僕の母は違いました。「あんた気づいてないかもしれへんけど、あんたが(弟)と一緒に学校に行くことでみんなあんたのこと優しいお兄ちゃんやって思うんやで!それはあんたにとってプラスのことなんやで!」と当時の僕に言ってくれたそうです。その瞬間から僕の目つきが変わり、次の日から「(弟)、一緒に学校に行こう!」と言っていたそうです。

僕は障がいのある方と一緒に街を歩くことを恥ずかしいとか全く思わないのですが、世の中にはそういった人がいるのかもしれません。こう思うようになったのも全て母親からの植えつけがあったことが大きな要因だと思います。要するに、障がいのあるお子様がいてる親が、兄弟に何を伝えるかでその兄弟の障がい者に対する考え方が変わるということです。

もしあの時、母親が「そうやな、ごめんなぁ」と言っていたら今の僕はいないと思います。今の僕がいないということは、恐らく僕は、誰でもできる仕事を「なんで自分がせなあかんねん。」と思いながら働いていたということです。

今の自分は、障がい者支援に携わることが生きがいです。

また、弟を安心して任せられるスキルの高い障がい者支援者がたくさんいればいいなと思っています。

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これから障がいのある方は確実に増えていきます。

それはみんなが気づいていないところに原因があるので確信があります。

そうなった時に、誰がどのように障がい者支援に携わっていくかと考えるとやはりその兄弟の力が圧倒的に必要になると思います。

僕がやることは障がい者支援者を育てることです。

僕は母親に言いました。「そうやな、ごめんなぁ。と言う親ではなく、障がいのある兄弟はあんたにとってプラスなんやで!と言ってくれる親をもっと増やしてほしい。それがお母さんの仕事やと思う。」

 

僕はこれから一つの事業に集中していくことになります。

ホームページ制作やWebに関することは今後、うちの頼もしいスタッフに任せることにします。

自分自身、今以上に成長が必要だし、もっと強くならないといけないです。

 

 


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