「目が見えない方と耳が聞こえない方」のコミュニケーションの取り方
2015/02/19
みなさん、
目が見えない方と耳が聞こえない方がどのようにコミュニケーションをとるか考えたことありますか?
目が見えない方は言葉を使って話せたとしても、
耳の聞こえない方は口の動きだけをみて全てを把握するのは難しいかもしれません。
逆に耳の聞こえない方が手話や筆談ができたとしても、
目の見えない方はそれを理解することは難しいでしょう。
では、あなたならどうしますか?
目が見えて、耳が聞こえる人を間に入れますか?
でも、2人だけで話をしたいことだってあります。
難しいですよね?
普段、私たちがどれだけ障がいのある方の立場に立って物事を考えることができていないかよくわかると思います。
五感というのは、
見る 聞く かぐ 味わう 触る です。
匂い、味では会話をすることは困難です。
ということは「触る」が一番コミュニケーションがとれます。
私が学んだ方法では、
耳の聞こえない方が手話をして、その指の形を触ることで理解をしてもらうという方法です。
これには、目が見えない方が手話を覚える必要があります。
他には、
顔を触ってもらい、表情をイメージしてもらうことや、
文字を発する口の形を触ってもらい、一文字ずつ伝えるという方法があります。
あとは最初にも述べた、
目の見えない方が一文字ずつ言葉を発して、
その口の形と動きをみて理解するという方法があったり、点字を覚えるのもそうです。
本当にいろいろな方法があるんです。
支援というのは、
必ずしも自分が間に入り助けてあげることだけが正解ではないのです。
やり方を伝えてあげたり、できるようになるまで教えてあげること。
そして、
自分がいなくても問題がないようにすることが考えるべきことなのです。
これは、
ビジネスや組織づくりなんかでもあてはまることではないでしょうか。