アメリカ短期留学4日目

      2015/04/11

ジェイコップとの出会い

ジェイコップは自閉症ですが珍しいケースで生まれてきました。実は、双子で同じ遺伝子をもつもう一人の兄弟がいるのですが、彼にだけ自閉症があります。ジェイコップは現在就労支援プログラムで週に1回オレゴン動物園で働いています。主にインフォメーションや園内の清掃をしているそうです。彼はとても動物が大好きで、彼の夢は”カリフォルニアの大きな動物園で働くこと”だそうです。

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ミートローフ作り

ジェイコップはガイドでミートローフとカップケーキを作っていました。日本ではガイドは外に出かけて外食をするのが一般的ですが、アメリカでは家に呼んで一緒に過ごしたり車で公園へ出かけて散歩をしたりするのが普通のようです。ここにも日本とアメリカの障がいのある方と接する距離感の違いが伺えます。

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散歩

Clackamas Riverのリバーサイドカントリーパークに行きました。ジェイコップは車の中で、「もし家族に$2000ずつあったらみんなでアフリカに行って動物を見に行く!」と楽しそうに話しながら過ごしました。公園ではジェイコップは自閉症の方に多くみられる手をたたいたり体をたたいたりして体に響く音を楽しみながら公園の周りを何周も歩いていましたが、誰一人変な顔一つせず普通に彼を見守っていました。彼は、ヘルパーの居場所を横目で何度もチェックしながら歩いていました。僕はそれを見ながらチャーリー(犬)と一緒にジェイコップの後ろを歩いたり走ったりしました。

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フードインク

ホストファミリーと一緒にフードインクをみました。危険な食べ物の存在はアメリカではとても有名で、なかでもオレゴンでは昔から牛や鶏を平飼いしている人や農家の人も多いのでこういう情報についてはとても敏感です。「No‼GMO(遺伝子組み換え反対)」やグルテンフリーは結構当たり前になっています。また日本と同様で、「遺伝子組み換えではない」とパッケージに書いていても実際には遺伝子組み換えのものを使用していることがよくあるそうです。

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新しい友達

シャンテルのお姉さんの彼氏と友達になりました。彼は普段は夜に仕事をして、あとはテレビゲームをするような子どもむき出しの性格ですが、とても気さくで優しくていい人です。もしこの世にお金なんて無ければきっと彼のような人と一緒に過ごすと楽しいだろうなと思いました。世界にはいろんな人がいるなとつくづく感じました。

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