アメリカテニス留学白書
2015/02/19
初めてアメリカに行ったとき、一人でした。
言葉が通じない。
なにをしていいのかわからない。
友達がいない。
最初は練習の時間を言われたけど、
何を言われたかわからずに練習をサボっていたこともありました。
でも人間、
追い込まれると自分の持っている知識を全て振り絞るものですね。
片言の英語の単語を並べたり、
ジェスチャーやボディランゲージを必死に使って自分の意思を伝えたりしてコミュニケーションをとりました。
不思議なことに英語しか使えないとわかった途端、
中学生の頃に覚えた英語とかが勝手に思い出されていきました。
そんなこんなで、
しばらくすると友達がたくさんでき始め、
徐々に相手が英語で言っていることがわかるようになりました。
そうなると、事は良い方向に進みます。
錦織圭くんや内山靖崇くん、牟田口恵美さんや村松勇紀くんらの日本人選手と出会えて楽しく過ごせました。
テニスの練習方法は日本とほぼ変わらないものが多いのですが、
指導者が全然違います。
なんというか、選手の為の指導者という感じがあり、
しっかりと役割分担がハッキリしています。
極端な話、ボール集めやコートの準備はコーチがやったりしますし、
選手を中心に人が動いている感じです。
あとは球出し練習とかで、
日本の場合、コーチが「ラスト1球」と言った時、
ミスをしないようにコートにボールを入れにいく人が多いかと思います。
アメリカの場合、同じような場面になると、
ミスをしないようにコートにボールを入れにいこうとすると
「ミスを恐れずもっと打て!」と言われます。
こういうところが、
ミスを恐れるプレーになるのかダイナミックなプレーになるのかの分かれ目なのかもしれませんね。
あとは練習のなかに遊びを取り入れるのもアメリカならではかもしれませんね。
なんせ超楽しかったです(^.^)
http://youtu.be/l32NavNl6fU