アラン・チューリングとエニグマから学んだこと
イミテーションゲーム
映画 「イミテーション・ゲーム」を観てきました。ザックリ言うと、第二次世界大戦のときにイギリスの数学者のアラン・チューリングという男がナチス・ドイツのエニグマという暗号機の解読をしたマシンをつくり、それが現代のパソコンの元になったという話でした。およそ60~70年前の話であり、アラン・チューリングは国家機密事項として2013年までその存在を隠されていました。
いくつかのキーワード
「情報」
「ホモセクシャル」
「戦争」
「スパイ」
「男女平等」
「ナチス」
「精神薬」
「自殺」
「化学的去勢」
隠れたキーワード 「アスペルガー」
これらは実に強く残ったキーワードでした。アラン・チューリングという人物から追って考えていくと、こだわり方や言葉を感情で理解することが難しい点などをみているとどう考えてもアスペルガー症候群や高機能性自閉症が含まれた方だと感じました。更にホモセクシャルいわゆる男性の同性愛ということですが、男女平等も含めて現代謳われていることを過去のエピソードから無理やり繋げているような印象がありました。精神薬に関しては、化学的去勢する作用があることや自殺するリスクがあることを世に促しているようにも見受けられました。
映画を観て感じたメッセージ
今回の映画のメッセージは完全に「戦争」です。詳しく言うとイギリスが、第三次世界大戦へ向けたプロパガンダを仕掛けていると解釈できます。またエリザベス女王が2013年に「アラン・チューリング」を特赦し、表舞台に出したことにも意味があると思われます。イギリスには優秀な人物が揃っている。スパイがいようがわかった上で泳がしている。情報で自分たちに勝てるわけがない。これを映画を通じて印象づけているのだと感じました。しかし、世界が戦争にフォーカスしていっているのは事実です。少し自分たちで考えることを始めた方が良いかもしれません。