障がいのあるご家族が集う意見交換会でも問題視された災害時の対応

   

これは本当に課題で、火曜日に参加した障がいのあるご家族が集う意見交換会でも、度々問題視されていました。
例えば、働いている障がいのある方を想定して「もし震災の際に障がいのある当事者が電車で閉じ込められてしまったら?」と考えたときに、「うちの子は周りに説明してくれる人がいないと状況の把握が難しいだろう」や「淀川の橋を歩いて渡るなどとてもできないだろう」と言った声が上がり、緊急時の周囲の障がいのある方に対する理解(配慮の知識)の課題。
また、「自宅で一人で過ごしていて避難が必要だったら?」とのケーススタディでは、
地域自治体の方から「災害時に必要な要支援者の名簿が上手く活用されていない」という話もあり、その背景には悪徳業者(例えば、『屋根の補修「ブルーシートをかぶせるのに10万円、瓦交換込みで50万円」すぐ契約するなら5万円引きする』や『ガスの復旧で「ボタンを押すだけで部品変えましたといって」10万円の請求』)が来て身近にたくさん被害を受けたこともあって、個人情報の流出はさらにそのリスクを高めてしまうといった問題もある現状とのこと。テクノロジーで解決すべきところは本当にたくさんあるなとつくづく感じました。

発達障害情報・支援センターのリーフレット「災害時の発達障害児・者支援について」


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