ちっぽけな背伸び

   

正直、最初はなにこれ早く帰りたいって思いました。途中で抜けられないかなって考えてました。でもまぁ家族と一緒だったのでそうもいかず「あの仕事やらなきゃ」とか「これもまだ終わってなかった」とか思い出しながら少しイラついていました。そしてこれは抜けられないなって諦めたとき、なんでこの時間を過ごしているんだろうと考えました。「人生に無駄なことなんて一つもない」とどこかで読んだ本の内容を思い出しながらしばらくぼっーと考えていました。丁度、ライブで歌ってる人が交代して3人目くらい?になったときに心の中で自分が会話していることに気づきました。

「この人生で何がしたいの?」

「障がい者支援者の教育。」

「どうやったら出来るの?」

「お金をたくさん稼いで...」

「それ、なにもかも一人でやって誰が満足するの?」

「。。。」

 

私は勘違いをしていました。いろいろな方のお話を聞くたびに、「自分がやらなくちゃいけない」「自分しかいない」と考え、自分が決めた期日までにそれらをやりたい思いから焦りが出始め、ビジネスやお金のことを中心に物事を考えるようになっていました。でも自分が本当に求めているものは違いました。

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「あっ、おれにはこいつがいたら十分や。」

そう思ったとたん、張りつめていた気持ちがすっと洗い流され、涙が出てきました。その頃ライブでは、恋愛に関する歌を歌われていたので傍からみると「こいつ失恋のことでも思い出したか?」くらいの勢いでドン引きされる気がしたので早く涙を拭いたのですがしばらく止まりませんでした。

本当に大事なのは、弟であり家族であり。障がい者支援者の教育は、その余力で楽しみながらやれば良いことなんだと思えるようになりました。

「これをやるといくら」「なんでこんなにやってあげたのにこれだけ」という概念をもって福祉の仕事を満足にできるわけありません。「自分ができることならお安い御用で」という想いで普段から仕事もしないといけないと改めて感じました。

「おれが社会を変えてやる」という思いも確かに大切だとは思います。しかし、今の自分は、「自分ができる範囲でやる。それで社会が変わってくれたらいいな」くらいの気持ちになりました。この判断がどういう結果を生むかはわかりません。ただ、背伸びをしすぎていたことに気づけたことは、やっと今の自分を客観的にみられた証拠なのだと思います。

 

今回、ライブに参加させて頂いたことは自分にとってすごく大きな財産になりました。一人ひとりが歌っている姿をみていると、この人たちはお金の為とかではなく、本当に歌が好きで歌っているんだと感じました。それが一番大事なことで、人が魅力的にみえる瞬間なんだと思いました。FMGIGのみなさま、感謝します。

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