大阪高等裁判所で傍聴したきた。

      2015/02/18

韓国ドラマの影響を受けてか初めて裁判の傍聴に行ってきた。

 

内容は殺人及び死体遺棄。

実質30分程で終わったが、

弁護士の弁論を直接聴いたり手錠を掛けられ身体を縛られた被告人などを見ると感じるものがたくさんあった。

 

しかし残念なこともあった。

自分のイメージと違う世界だった。

まず弁護士は裁判が始まる前まで自分達の前でシャツのボタンも閉めずにうちわで扇ぎながらだらしなく過ごしていた。

裁判が始まってからもシワシワの背広を羽織って弁論をしていた。もう一人の弁護人は極度の肥満で裁判の最中も眠そうにしていた。

そもそも自分自身の食欲をコントロール出来ない人が他人を救えるとは思えない。

 

次に気になったのが被告人の両隣りに座っていた警備担当のおじさんと女性。

おじさんは体格が良く一見威厳のある感じであったが裁判中に終始ゴソゴソと身体を伸ばしたり頭をかいたりと落ち着きがなかった。

女性は猫背でうたた寝をしていた。

 

もう一つ、気になったのが傍聴席の人間達。

彼らも同じく、1人の人間の人生が左右されるというのに平気でうたた寝をしている。

その時点で傍聴者と言えない。

また話し声を聴いているとどうも推理ドラマでも見ているような感覚で傍聴しに来ている様子だった。

家で名探偵コナンを見ているのと何ら変わりない。

 

最高裁判所は、

もっとお堅いところかと勝手にイメージしていた自分が馬鹿らしくなり所詮人間は自分のことしか考えておらず、

他人の人生などどうなろうが構わないのだと感じた。

もちろん自分もその1人に過ぎないのだと思うが。

 

共存共栄には程遠いな。

 

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